・後頭部、側頭部、背中がこる
・頭の両側に圧迫・締めつけるような痛み
・がまんできる・仕事などがこなせる
・体を動かしても痛みが悪化しない
・頭痛中に吐き気・おう吐はない
・めまい感や浮遊感が伴うことがある
・光か音が気になったとしてもどちらか1つ
緊張型頭痛の発症メカニズムは明確には解明されていませんが、
慢性的なストレスが強い人、首や肩などの筋肉の血行が
悪化している人などが発症しやすく、これらの要因が作用して
痛みの感じ方が強くなっていると考えられています。
・肩こり
・目の疲れ
・顎関節症(がくかんせつしょう)
・頸椎(けいつい)の病気
・睡眠不足
・疲れ
・精神的ストレス
・うつ
症状を引き起こす可能性のある原因として以下が考えられています。
東洋医学では、一見緊張型頭痛に関係ないと思われる
症状も細やかに聞いていきます。
それは東洋医学の大原則、「不通促通」
(ふつうそくつう:通っていないと、痛みを促す)
に由来しています。
東洋医学では、緊張型頭痛の症状を頭という局所部分
だけの症状ととらえず、全身をみて施術していくため
です。
たとえば、
・便秘
・肩こり
・生理不順
・食欲不振
・下痢
・足の冷え …等
一見緊張型頭痛とは無関係に思われる、他の症状など
です。
「頭が痛いから、頭に原因があるに違いない」というのは
西洋医学的な偏った考えといえます。
体は全て繋がっていますので、東洋医学では全身の症状
を見て、施術を行っていきます。
・太淵(たいえん)
・太白(たいはく)
・偏歴(へんれき)
・豊隆(ほうりゅう)
・太衝(たいしょう)
・光明(こうめい)
・孔最(こうさい)
・外関(がいかん)
・足臨泣(あしりんきゅう)
・飛陽(ひよう)
・大腸兪(だいちょうゆ)
・肝兪(かんゆ) …等
「太」は大きい、「衝」は要衝のこと。
原気(元気)が多く集まる場所で、旺盛な気血が巡る場所。
太衝(たいしょう)は肝経のツボで、目の奥へ走っている経絡なので、
目の奥に痛みを感じるときは、肝経に原因があることが多いです。
そして肝臓や筋肉、ストレス解消、不眠の改善、PMSの改善などにも働きかける
ツボです。
場所は足の甲で、親指と人差し指の骨の間が交差するところの前にあり、
動脈付近の窪んだところが太衝の場所です。足の親指の先端から、
人差し指の骨との間を足の甲に向かって触れていくと探しやすいでしょう。
足臨泣(あしりんきゅう)が属する肝経は目の近くから耳、頭を通り
体の脇を経由し、足の甲につながっています。そのため、頭痛や肩こり
のほか、食べすぎ、足の痛みなど体のさまざまな部位に効果があると
いわれています。
足臨泣は足の小指と薬指の骨の付け根にあります。骨と骨の間のくぼみ
にあり、押すと痛いため見つけやすいツボです。
当院ではこのツボに対してお灸を施します。
外関(がいかん)は、乱れた自律神経のバランスを整えることで心身を
リラックスさせる効果が得られると考えられています。特に頭痛には
効果が得られます。
外関は両手にある経穴(ツボ)で、手の甲と手首の境目の中央から指3本分
ほどの距離を肘側に進んだ位置にあります。
当院ではこのツボに対してお灸を施します。
東洋医学の「肝」は体全体に気・血・津液(しんえき)を巡らせ、消化器
機能や気持ちの調節をしています。そのため、肝に異常が起きると肝臓や
胃の不調・めまい・眼の充血など全身に影響が出るのです。
肝兪は肝機能を高めるのは勿論ですが自律神経を整え、ストレス緩和にも
効果的です。
両肩甲骨の下の角を結び、背骨とぶつかったところから約3cm下り、左右
に指2本分のところが肝兪です。
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