筋力トレーニングによって関節を支える筋力が向上し、

筋肉量が増えることによって関節への負担が減り、

腰痛や膝痛の軽減につながります。

筋力トレーニングはインスリン抵抗性、糖代謝を

改善し、糖代謝異常の予防が期待できること、

脂質代謝の改善が期待できること、適切な負荷での

筋力トレーニングを行うことで血圧や血管への良い

影響が期待できること、

食事と持久性トレーニングとの組み合わせでメタボリック

シンドロームの改善が期待できることが示唆されています。

筋力トレーニングによって、生活に必要な基本的な

姿勢の保持、移動能力が向上することで生活機能の

向上が望めます。

食べ物や飲み物を飲み込むための筋力が低下すると食事量が

低下し、栄養状態も悪くなります。

また、誤嚥による肺炎などのリスクも高まります。

筋力トレーニングにより、飲み込み（嚥下）に関わる筋力を

鍛えることで嚥下機能を維持・改善ができます。

適切な筋力トレーニングを行うことで筋力増強の効果が

得られます。

身体を支える抗重力筋※　の筋力増強により姿勢保持能力の

向上、転倒予防、移動能力の向上を図ることができ、

生活の質が向上します。

※抗重力筋：抗重力筋とは、地球の重力に対して

身体の姿勢を支えるために働く筋肉のことです。

背中、腹部、お尻、太もも、ふくらはぎが前後に

伸び縮みしながら重力に対しバランスを保っています。

筋力トレーニングにより、筋肉が太くなり、筋肉量が

増大します。

筋肉量が増えることで身体を動かすためのエネルギー量の

増加、基礎代謝の向上、血流の改善が期待できます。

筋力増強とともに移動能力の向上、転倒予防、生活の質の

向上を図ることもできます。